指揮 及川 光悦

1949年、北海道に生まれる。5歳よりピアノを学び、10歳の時、テレビ出演を機会に音楽家を志す。1967年、東京音楽大学器楽科、桐朋学園指揮教室入学。1975年8月、フランス・ニース国立音楽院主催国際指揮講習会を受け好評を博す。1975年10月、研究科在学中に推薦されパリ留学。エコール・ノルマル音楽院にてピエール・デルボー氏に師事、スコラ・カントルム音楽院指揮科・ピアノ科入学。1976年、ザルツブルグ・モーツァルト音楽院主催の国際指揮講習会を受けオトマール・スイトナー氏に師事、大いに才能を認められる。1977年帰国、故岩城宏之氏に認められ札幌交響楽団において研鑽、数多くの演奏会に出演する。1978年、小澤征爾氏に師事。同年「札幌市芸術文化振興基金第1号」を受けアメリカ留学。小澤征爾氏のもとで研鑽を積む。1982年、「芸術家在外研修員」として文化庁によりミュンヘンへ派遣される。受入れ先であるクーベリックのバイエルン放送交響楽団、チェレビダッケのミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、サバリッシュのバイエルン国立歌劇場管弦楽団にて各氏に師事、伝統的なドイツ音楽を吸収する。又ベルリン・フィル、ミラノスカラ座、パリオペラ座、バイロ
イト音楽祭、ベローナ音楽祭、ザルツブルグ音楽祭のリハーサル・本番・レコーディングに立ち会い研鑽を積む。1983年8月帰国、ただちに東響でデビュー、都響、札響、京響、新星日響、群響、神奈川フィルで共演、放送・レコーディングで活躍。1986年7月、日中文化交流の一端として中国から招待され、中国電影楽団、上海楽団と共演、交響組曲「東京」?「こもりうた・外山雄三作曲」の海外初演をはたし熱烈な歓迎を受ける。帰国後、日本テレビ「11・PM」、FM東京「世界の音楽をあなたに」出演、中国音楽界を紹介する。
1987年9月・10月、前年に引き続き中国より招待され、日本政府(外務省)・国際交流基金の援助のもとで中国電影楽団、上海電影楽団と共演して絶賛を博し、両楽団より「常任客演指揮者」の称号を贈られ両国の文化交流に大きな役割を果たす。帰国後、FM東京「音楽の森」出演。1988年9月、中国電影楽団、上海電影楽団日中平和友好締結10周年記念・常任客演指揮者就任記念として、日本政府(外務省)・国際交流基金の援助のもと“文化使節”として公演し好評を博す。FM東京「モーニングジャーナル」・FMジャパン「Jウェーブキャットフィッシュ」出演。1990年6月、チェコ・スロバキア(ズリーン)マルティヌーフィルハーモニー管弦楽団にてヨーロッパ楽壇デビュー、11月、中国(北京)中国電影楽団にて故園田高弘氏と演奏会開催。12月、ソ連“モスクワ放送交響楽団”、ウクライナ国立フィルハーモニーオーケストラ(キエフ)、ヤロスラブリフィルハーモニーオーケストラにて演奏会開催。1992年9月、中国(北京)・中国電影楽団にて日中国交正常化20周年記念特別演奏会を開催。10月、日本政府(外務省)・国際交流基金・ポーランド政府文化芸術省の援助のもとでポーランド・カトビ
ツェ国立交響楽団と演奏会開催。
1993年3月、現在世界で屈指のヴィルトゥオーゾ集団である“ロシア・ナショナル管弦楽団”にてロシアピアノ界の巨匠であるニコライ・ペトロフ氏と共演、ウリヤノフスク国立交響楽団と演奏会開催好評を博し日本・ロシアの文化交流に尽力。12月、ハンガリー文化教育省の後援のもとでフランツ・リスト音楽院大ホールにてサント・ステファン交響楽団と共演。1994年10月、日本政府(外務省)・国際交流基金の援助のもとで前年に引き続きハンガリー・サント・ステファン交響楽団と共演。ルーマニア文化省の後援のもとでヨーロッパの中でも長い伝統を誇る名門オーケストラ“ジョルジュ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団”と共演し、日本・ハンガリー・ルーマニアの文化交流、両国音楽家間の親善に大きく寄与。
1996年2月、ハンガリー・ドナウシンフォニックオーケストラと共演。1997年2月、日本政府(外務省)・国際交流基金の援助のもとでハンガリー・ソルノクシンフォニックオーケストラ、3月、ロシア名門オーケストラである“モスクワ・フィルハーモニー交響楽団”と共演し好評を博す。10月、名門オーケストラである“ブルガリア国立ソフィア交響楽団”と共演。帰国後テレビ朝日「徹子の部屋」に出演。1998年4月、ポーランド・アルトゥール・ルービンシュタイン・フィルハーモニックオーケストラと共演。1999年10月日本、ブルガリア文化月間10周年記念・国交回復40周年記念公演に招聘され“文化使節”として名門オーケストラである“ブルガリア国立放送交響楽団”と共演。2000年、「文化庁舞台芸術創作奨励賞選考委員」就任。2001年5月、名門オーケストラである“サンクトペテルブルグ交響楽団”(旧レニングラード交響楽団)と共演。2002年6月、ブルガリア国立ソフィア交響楽団、ルーマニア“コンスタンツァ交響楽団・ガラツ交響楽団”と共演し大成功を収める。2002年10月、日本・ブルガリア文化月間に招聘され、“文化使節”としてブルガリア国立ソフィア交響楽団にてヴァイオリ
ニストの天満敦子女史と共演。2004年4月、ブルガリア国立ソフィア交響楽団と共演、大成功を収め「常任客演指揮者」に就任。2005年5月、ブルガリア国立ソフィア交響楽団と共演。2006年6月、ブルガリア国立ソフィア交響楽団と共演。
2009年11月、ブルガリア文化の発展と普及への功績に対して、ブルガリア共和国文化省より「名誉表彰状」と「名誉章」を授与される。
2010年10月、ポーランド・トルン交響楽団と共演、ベルギー(ブリュッセル)にてトルン交響楽団と共演。
2011年10月、ポーランド(ビゴドシチ)ポメラニアン・パデレフスキー国立交響楽団と共演。ベルギー(ブリュッセル)にてポーランドEU議長国就任記念コンサートに招聘されポーランド・ポメラニアン・パデレフスキー国立交響楽団と共演。

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